がんは出血等の症状が出る前に発見し治療することが肝要です。今のところ早期発見・早期治療のみががんを完治させられる方法なのです。このため、以下のことにご注意ください。
- 20才をすぎたら、異常出血のある場合、出血がなくても診察を受ける機会のある場合(妊娠したときや、ほかの病気で診察を受ける場合)には子宮頸がんの検診を受けましょう(できれば二年に一回)。
- 30才をすぎたら、少なくとも年に一回は子宮頸がんの検診を受けましょう。異常出血などのある場合には子宮体がんの検診も受けておきましょう。
- 40才
をすぎたら、子宮頸がん・体がん両方の検診を年に一回は受けておきましょう。何才になられても子宮がある限り、子宮がんの危険性はあります。『閉経したから、もういい年だから』と油断しないでください。
- 最低一年に一回がん検診を受けておられれば、もしがんが見つかっても概ね手術でとりきれる範囲で見つかります。市町村で行われるがん検診や、誕生日などを目安に毎年かかさないようにしましょう。
- がん検診も、人が検体を採取して、人が顕微鏡で確認していますから、わずかではありますが見落としも起こるといわれています。異常出血や帯下など症状の続く場合には、『異常なし』といわれても、一回の検診で安心しないで、間をつめて(2~3カ月毎)何回か検診を受け直してください。